ヨルダン生活まめ情報

ヨルダンの首都アンマンでの子連れ生活雑記

アラビック食器のお店Dimlaj

アラブ社会でのおもてなしと言えば、小さなカップに注がれるアラビックコーヒー(※記事末尾に注釈アリ)。

カルダモンの香る独特の濃い味で、コーヒー好きの筆者も慣れるまで時間がかかりましたが…。慣れてくると、無いと物足りなく感じるものです。

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画像はWikipediaよりお借りしました。

 

このコーヒーを注ぐ小さなカップ(فنجانフィンジャーン)や、シャイ(شاي 紅茶のこと)を飲むための持ち手がなく真ん中のくびれたシャイグラスなど、きらびやかなデザインの美しい食器たちは、アラブ社会のおもてなしの一部となっています。

美しさに惹かれて購入しようと思っても、バラ売りとなっていることは殆どなく、通常基本単位が6個で1セットなどのため、なかなか千客万来とはいかない日本の矮小家庭では使いこなせないのが悩ましいですが…

お土産(重いですが)やアラブ人ご家庭への贈り物などに使えそうな、素敵なアラビック食器のお店に行ってみました。

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素敵な店構えです。
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営業時間。
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元々、アラビックカリグラフィーやアラベスク模様などを好む筆者には、かなり魅力的な空間です。日本に持ち帰る時の大変さや日本での収納、使い途等々、うっかり忘れて大人買いしたくなってしまいます…。
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カリグラフィーの美しいガラス製品たち。
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こちらは珍しく普通にコーヒーや紅茶を楽しめそうなサイズ。実はなかなかこの大きさが無いのですが、、

 

商品の展示は地上階と階段を上がった2階があり、地上階には来客用や贈答品向きの比較的高級な食器(シャイグラスやコーヒーカップが6客で60JDくらい〜)、2階にはカジュアル目でお手頃な品(グラス6客12JDなど)や60%オフなどのディスカウント品が並んでいます。

 

なお、大変壊れやすいかつ高級な商品が手の届くところに無造作に並んでいるため、お子様連れは、「見るだけで触っちゃダメ」と言う約束が守れる場合and/or年齢のみ入店をお勧めします。

(我が家の3歳児は、「抱っこして見せてあげるから、絶対自分では触らない」という条件で何とか収めました。0歳児は抱っこ紐に入れたまま、商品から適切な距離で見て回りました。)

→ということで、子連れ雑記ブログとしては、来店しなくても楽しめるようウェブサイトもご紹介しておきます。ドバイやヨーロッパにも支店があるとか。

Dimlaj | Modern art for a luxurious lifestyle

Facebook: Dimlaj

 

Galleryの場所は日本大使館の近くです。買う予定が無くても、眺めるだけでワクワクしてテンションが上がります。

★Dimlaj Gallery

Suleiman Al-Hadidi St., Amman
https://goo.gl/maps/PSG3JECnUy62

営業時間 10:00-22:00(金曜は14:00-)

 

なお、郵便局(Jordan Post)の近くにオフィスがあるようです。こちらでも買えるのかも。

★Dimlaj Industrial Group LLC
Al-Hareth Al-Awsi St., Amman
https://goo.gl/maps/LD2JcDjC7hP2

 

※アラビックコーヒー:

浅煎りのコーヒー豆にカルダモン、サフラン、クローブ、シナモンなどを加えたもの。アラブ圏でも地域や作る人で異なり、カルダモンも入れないプレーンなものもあるようです(قهوة سادة カフワ サーダ)。来客に初めに振る舞う、または食事後に出すのがアラブ文化。なお、飲み終わった後に空のカップを左右にぶらぶら振るとごちそうさまの合図で、振らないとわんこそば的に永遠にお代わりが注がれ続けます(汗)。

ちなみに筆者はずっとトルココーヒーと混同していましたが、こちらは細かく挽いたコーヒーを煮出して濾過せずに注ぎ、上澄みのみを飲むものとのこと。トルココーヒーもカルダモンを加えることがありますが、アラビックコーヒーは砂糖は入れないが、トルココーヒーは入れることもあるそうです。