ヨルダン生活まめ情報

ヨルダンの首都アンマンでの子連れ生活雑記

ヨルダンの交通・道路(小話)

電車、トラム等の公共交通機関がなく、基本的に移動は車、タクシー、場所によってはバス(and/or セルビス)を利用するなど、どこまでも道路頼りなヨルダンの交通。

よほど奥地まで行かなければ、比較的地方に行っても道路が舗装整備されており、またアンマンから郊外へ延びるハイウェイは、猛スピードの車と大量の大型トラック、トレーラーたちを支えるべく、どこまでもまっすぐ滑らかに続いています。

 

一方、車頼りな交通で悩ましいのは都市部の交通渋滞。アンマン市内や一部地方都市では、朝と昼頃(学校や政府など公的機関の仕事が終わる1:30-15:00)、夕方は大きな道やザハラン沿いのサークルでの渋滞が日常的に見られます。

(とはいえ、何時間も抜けられなくなるバンコク、マニラやジャカルタのような大都市の渋滞とは比較にならないプチ渋滞ですが。。)

 

渋滞の原因たち

渋滞する時間帯以外に道が混んでいる時、原因となるのは、交通警察による交通整理、信号、交通ルール違反、事故などです。

 

交通整理は、信号が少ないヨルダンならではの風景です。交通警察官が誘導してサークルに入る車を一時的に止めたり流したり調整することで、ラウンドアバウト内で(お互いに全く譲り合わずに頭を突っ込むため)全方向からの車が詰まってしまうのを避けるべく、行われているようです。しかし、バランスよく流れている時はよいものの、交差する車線側を流していて反対側が止められている時間が長いと、かえって大渋滞になっていることもあります。。

最近は信号が新規設置される箇所が増えたように思いますが、信号も長かったり短かったりで、なかなかスムーズに流れません。。なお、信号が変わると共に、2台目以降の車が先頭車両に向かってクラクションを鳴らすのも、ヨルダンあるあるです(そのためか、先頭車両の運転手は信号見ていないor見えない位置に停止することが多い気がします…)。

 

交通ルール違反は、路上駐車は通常(取り締まられることも稀にありますが)当たり前にありふれていますが、時に二重駐車されると途端に渋滞の原因となります。また、路駐していた車が周りをよく見ずに出ようとして、交通を妨げることも。。そして、前の車がふらふらしてスピードが遅い、、と思ったら、追い越し際に覗くとだいたい携帯で話しながら運転しています(ハンズフリーではない)。。小さな交通ルール違反も積み重なって渋滞の原因です。

 

なるべく巻き込まれたくない事故、はハイスピードで走る幹線道路で特に多いですが、狭い住宅地の路地でも日常的にぶつかってます。多少ぶつかるくらいは、あまり気にしないらしいです。道路を走るボロボロの車もよく目にします…。盛大にぶつかった時はパトカー、救急車、消防車が勢揃いして、大渋滞を引き起こしています。

 

歩道の障害物

余談ながら、アンマンは基本的に歩行することが想定された街ではありません。

(ダウンタウンやWeibdeh、Sweifiehなどの店が並んだ一部地区を除く)

 

道路には横断歩道や歩行者用信号は殆どなく、大きい通りに時々歩道橋がある程度。とはいえ、人々は必要があれば車の合間を縫ってずいずい渡ってきます。運転するときも、自分が渡るときも心がけていますが、基本は目を合わせること、そして歩行者は急に走らないことが安全の鍵かと思います。

(急に予測していないスピードで動くと運転手はびっくりします。)

 

そして歩道は時に歩行者のためのものでは無いようで、、歩道らしき沿道のど真ん中にゴミ箱、ヤシの木、時には車が路駐していたり、、、

f:id:amman2018:20190219170554j:image

f:id:amman2018:20190219170558j:image

 

道路にも障害物

ところで、こんな自由なヨルダンの道路に、突如として障害物が現れることがあります。我が家のある小さな通り、の交差点側の終点に、突然テントが建ちました。

f:id:amman2018:20190218204743j:image

交差点側から見ると、一方通行で進入禁止なので、まあいいか、、なのですが。完全に道を塞いでいます。

f:id:amman2018:20190218204748j:image

うちの側から見ると、、袋小路にされています。いつも通る道なのですが、一方通行の逆走&遠回りを余儀なくされ4日目…。

昨夜は中で親戚の集いのようなものが開催されていたとのこと。冠婚葬祭や宗教行事などの際に、客人を招き入れるためにテントを張るようですが、果たしていつまであるのでしょうか。。

(実は、このトピックはこのネタが書きたかっただけでした…)

 

なお、ヨルダンにおける一方通行=近道(逆走したら道が空いてるから)、というジョークもあるくらい、危険が無ければ一方通行はほぼ無視のようです。。